ホロット小説 15.チーズで選択肢を奪え!
15.チーズで選択肢を奪え!
「うそっ、またチーズじゃないですか!」
「あなたこそまたオリーブじゃないですか。」
「チーズを二枚持っていたんですね。」
「やっぱりオリーブ捨ててなかったんですね。」
「それじゃぁ、カードを当てて見せてください。」
「それでは当てましょう。オリーブを残しているということは今伏せているカードはさっき引いたカードですね。ということはランダムに引いたカードなので、可能性としては何でもありえるということでしょう。チーズは2枚既に見ていて、オリーブも2枚見ているので、マメかオリーブのどちらかが一番可能性が高い。しかし、両方ともカードは弱いので私には勝算があります。敢えてここではオリーブをつぶしておきましょう。」
「はずれです!」
「それではカードの交換ですね、私はまたチーズを捨てます。」