ホロット小説 2.カギを握るオリーブ
2.カギを握るオリーブ
「やりましょう。しかし、決断とは何でしょうか?」
「簡単に言うと夢に残るか、ホロットするかの決断です。その話の前に、問題を出します。」
「ちょっと待って下さい、ホロットとは何ですか?」
「それは後で説明します」
「この部屋に足りてないものは何でしょうか?」
「葡萄酒といえば、、、パンですか?」
「オリーブです。夢の中ではオリーブが無い場合、全員、現実の世界に引き戻されます。金貨はもらえません」
「ということは3回の決断で毎回オリーブを誰かが出さないといけないということですか?」
「その通りです。誰かが出さなければ全員夢の中から放り出されます。金貨はもらえません。」
「ホロットしていたプレイヤーはどうなりますか?」
「決断の際にホロットしていたプレイヤーは、金貨を一枚もらえます。」
「ということは、ホロットして一枚金貨を貰うか、オリーブが出ることに賭けて夢に残るかの勝負なんですね!」
「その通りです。」